カテゴリー別アーカイブ: モルモットの病気

日頃の健康管理

モルモットは、病気の症状の把握が困難な動物です。日頃からえさの量、フンや尿の量、不可解な行動はないか、痛がってないかなど、いつもチェックしておく必要があります。

主な注意点です。

  • 被毛や眼球につやがあるか
  • 4本の足をしっかり床につけ、歩いているか
  • 体が太く、ずんぐり体系を維持しているか
  • 脱毛や皮膚の炎症はないか
  • シラミやダニはいないか
  • 目はぱっちりしているか
  • 耳が傷ついてないか
  • 切歯が折れたり、変色や変形してないか
  • 爪は伸びすぎていないか
  • 呼吸はスムーズにしているか
  • フンや尿がいつもと同様にでているか

少しでも、不可解な点などがあった場合は、早めに獣医へ連れて行くことをお勧めします。
まだ、数ヶ月に一回、健康診断につれていって、定期的に調べてもらうのもいいかと思います。

 

 

主なモルモットの病気とけが

【脱臼・骨折】
誤って人間に踏まれたり抱っこ中に暴れて地面に落としてしまったり、足や爪をタオルに引っ掛けたりすると、脱臼や骨折をしてしまう事があります。
ずんぐりした体型ですが、骨は決して太くはないので、ちょっとした衝撃で簡単に骨折や脱臼などの怪我を負ってしまいます。 爪は伸びていないか、引っ掛かりやすいものはないかなど、事故を未然に防ぐ事が大切です。また、放牧の際はモルモットから目を離さないように気を付けます。
怪我をしてしまった場合や、足を引きずるしぐさをしていておかしいなと思った時は、あまり下手に触ったり動かしたりせず、すぐに動物病院に行って診察を受けましょう。

【歯の不正咬合】
モルモットの歯は爪と同じように一生伸び続けます。モルモットは固い木を齧ったり牧草を食べる事によって磨り潰しながら歯の長さを調整しています。 ペレットフードや柔らかい食事ばかりを与えていたり、牧草や固い齧り木などのおもちゃを与えないでいると徐々に歯が伸びていき、噛み合わせがずれてしまったり異常な方向に伸びて行ってしまったりします。食事は牧草などの固いエサを中心に与えるようにし、齧り木などのおもちゃを積極的に与えるなど、歯の成長に合わせて歯を磨り潰すケア・手入れもして行く事が必要です。
不正咬合を起こしてしまったら抜歯や切断などの治療が必要になります。素人の手で治療をしようとせず、動物病院に行って治療・処置をしてもらいましょう。
まれに先天的に不正咬合の症状を持っているモルモットもいます。ペットショップで不正咬合がないか確認してもらいましょう。

【毛球症】
モルモットが毛づくろいをした時に大量の毛を飲み込んでしまったり蓄積されることによって胃の中で毛の塊が出来てしまいます。 モルモットは猫のように毛球を吐き出すことができないので、糞として排泄できないほど大きな毛の塊になってしまうことがあります。食欲が低下しだんだんと痩せていくような症状が現れたら毛球症の可能性があります。動物病院に行って診察を受け治療してもらいましょう。
最近では消化を助けるパパイン酵素を配合したペレットフードやサプリメントなども販売されています。また、ラクサトーンなどのワセリン配合シロップを与えると、胃の中で溜まった毛球を糞と一緒に排出してくれます。 日ごろからブラッシングなどの手入れを行うようにし、モルモットがグルーミング(毛づくろい)の際に毛を飲み込まないようにしてあげましょう。

【尿石症】
いわゆる尿路結石(尿結石)、膀胱内にカルシウムなどの成分の塊が出来てしまう病気です。カルシウム分の多いペレットフードや牧草を摂取し過ぎたり、水分不足が原因で発症します。 ペレットフードや牧草に記載されている成分表示をよく読み、カルシウム分の少ないフード(カルシウム分の少ないイネ科の牧草のチモシーなど)に切り替え、水や野菜などの水分を多めに与えるようにします。
オシッコが出ない日が続いたり、食欲が低下しているなどの症状が見られたら動物病院に行って診察・治療してもらいましょう。 基本的に尿石症(尿路結石)は外科手術での治療になります。

病気も怪我も早期発見・早期治療が基本です。毎日の健康チェックや食事・飼育環境の見直しなどで病気や怪我を予防し、未然に防ぐようにしましょう。